スイングアームの全バラ その1

■久しぶりの更新です。

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先日LTDのスイングアームを分解しました。

本格的に引越しを進める前なので、もう1ヶ月以上前の事になると思います。 作業の目的としては、ベアリング部・シャフト部の グリスの付着状況の「現状確認」です。

 

■「現状確認」を目的としていたので、今回交換部品を全く用意していませんでした。

もし交換するとなると、スライディングハンマーとかプーラーとか、いろんな特殊工具が必要になっちゃいます。テクニックもそこそこ必要です(本気でOHするならTRさんにお願いすると思います)。 ですので、今回はあくまで現状確認が目的です。 ばらして中身を見たら、それで満足して元に戻すと。

 

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参考までに、スイングアーム周辺の部品在庫状況はこちら↓

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  • 11012-1029    キャップ,スイングアーム      725円×2  1,450円
  • 33040-1004(I/X)  アジャスタ(チェーン)        924円×2  1,848円
  • 92002-1076(I/X)  ボルト,チェーンアジャスタ,8X5  315円×2  630円

その他、

  • スイングアーム本体、
  • アクスルシャフト、
  • インナーブッシュ  

これらのパーツは廃盤。

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大物は軒並み廃盤になっているものの、肝心のベアリングは在庫があります。

ベアリングはニードル式なんだね。 この時代のこのクラスの車両にしては、結構贅沢な気がします。 インナーのブッシュの在庫が無いのはちょっと痛いかも知れません。。 部品確保の意味で購入するなら、早めにやったほうがよさそうですね。

 

■今回の作業で、タイヤとスイングアームは地味に重いので、 ヘルパー&アドバイザーとして同僚のK君が立ち会ってくれました。 大変助かりました。

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ものすごくざっくりした作業工程は、   

  1. センタースタンドを立てる。
  2. トルクロッド、チェーンカバーを外し、リアアクスルシャフトを緩める。  
  3. ドライブチェーンをスプロケから外す。   
  4. リアアクスルを外して、リアタイヤを外す。   
  5. スイングアームピポッドのナットを外す。   
  6. スイングアームを取り外す。

 

こんな感じです。

一人でもできないことは無いですが、二人作業をお勧めします。

作業自体は結構簡単です。両手がグリスと油まみれで大変なことになったけどね。

 

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■で、この作業を引越し前に行った最大の理由は、 作業の視覚的インパクトがとても大きいからです。

先程も言ったように、タンク着脱やリアタイヤ着脱なんて大した難易度の作業ではありません。手順さえわかればできます。ですが、一般人から見たら「何をやっとるんだ?」というとんでもない行為になるでしょう。

それにやたらと汚れる。作業者もバイクも周辺もオイルとグリスでめちゃくちゃに汚れる。 世間はエコできれい好きです。何やってるんだこの人は?と。 奇しくも転居して間もない時期、 ご近所さんと自分らが様子見しながら間合いを計っているような状況で、 即駐車場でバイクをばらばらにし、ガレージセールさながらの状況にしてしまったら、

 

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「この人は変態だ」「関わらないでおこう」 となるのは自明です。

ご近所づきあいがいきなり破綻してしまいます。 というわけで、重整備はなんとしてもこのタイミングで、 なおかつ旧アパートでやっておきたかったのです。

(ちなみに旧アパートは、バイク馬鹿が集まる会社の借り上げアパートだったので、 その辺のバランス感覚が崩壊していました。やりたい放題です。)

 

■話がわき道にそれてしまいました。  バラシの内容と、結果については次回お話します。

 

続く~

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