クラシックバイクランみかも

8/8に、道の駅みかもにて
「下野旧車会」などが主催する旧車のイベントが開催されました。
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8月の催し物をネットで検索していて、ふと見つけたこのイベント。
11時スタートというゆるい時間帯と、片道50km程度で行ける距離なので参加してみることに。前日に声をかけたGX750に乗るもりたくんと、当日急遽呼び出したV7 ClassicのF川の3人で遊んできました。
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うだるような暑さの中、80台くらいの旧車が展示されていました。
受付からエントリーして展示できるのは、1976年以前に生産されたモデル。
自分のLTDは1979~80年くらいの生産なので、駐車場展示です(汗
ここから、面白かったモデルをピックアップしていきたいと思います。
(ピックアップと言うには数がかなり多いいんですが、魅力的な車両が多かったということで…)
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■近所のミッキーサイクルさんの陸王。
あまり実働してるの見たことがなかったんですが、自走で参戦されたみたいです。
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■錆だらけのトーハツ。リムとかがエラいことになってます。
これ走るのかなぁ?と機関部を見ると、プラグとキャブがすごく綺麗w
イベントの最後の方でエンジンかかってました。
ただエキパイのつなぎ目から盛大に排気漏れして、ある種「前方排気」状態でしたが。。
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■ホンダ・カブ号
1952年生のモペットです。
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自転車にエンジンを付けただけのマシンです。ホンダの原点。
おじいさんが、「湯たんぽか、懐かしいなぁ」と感慨深げに眺めていました。
湯たんぽに似た赤いタンクからそういう愛称がつけられたみたいです。
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フレームは「山口自転車」製。
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なんと当時のカタログまで。
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■こちらにはハーレーのサイドバルブのスポーツスター。
Kフレームって奴ですね。エンジンがカッコいいです。車体も軽そう。
なんとこれも1952年生。ホンダが一生懸命自転車にエンジンくっつけてた頃、アメリカではこんなマシンが生まれていたんですね。イタリアでは同時期にベネリが4気筒を出しています。まさに圧倒的技術差。
それをわずか20年足らずでひっくり返して、世界中で日本車の地位を不動のものにしたんですからね…。いくら目標となる材料・対象があったとはいえ、必死に食らいついて追い抜いた先人の偉業は、本当に賞賛すべきだと思います。
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■Wやメグロがたくさん置いてあったのですが、めずらしいサイドカー仕様。
側車はワトソニアンでしょうか?
これがなんと売りに出ていました。単車で50万円、側車付きで75万円だそうです。
MUNEさんいかがですか?
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■ライラック。すばらしいヤレ具合です。
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■XS650の2台。ライラックとは打って変わってピッカピカ。
ミントコンディションとはこのようなことを言うのでしょう。
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■CB72。文句なしにカッコいいエンジンです。機能美ですね。
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■もりたくんが飛びついたホンダ T360。
カエルみたいなかわいいお顔が愛嬌満点です。
荷台にはヤマハのバイクが載っていました。
こんなかわいい顔して、帰るときは「ギャオオォォォン!!」というレーシーなDOHCサウンドを響かせながら走り抜けていきました(笑) バイクみたいなエンジンを軽トラに積んで… 今ならYouTubeにUPされるようなことをメーカーがやってたんだよなぁ。。
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■ラビットもたくさん来ていたんですが、
微妙に仲間はずれにされておいてあったのがこのシルバーピジョン。
個人的にはラビットよりもこっちの方が好きです。
テールの形状がアメリカしてます。
もりたくん曰く「ウルトラマンに出てきそう」。
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リアを開けたらこんな感じ。
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■現行のB-kingを彷彿とさせるヘッドライトを装備するスズキ・コレダ125。
現行の異径ライトブームの原点はここにあった!
でもあらゆるところがゲロゲロ(苦笑
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ものすごい錆具合。
油ウエスでガシガシ磨いて、実働車両に持っていったらヒーローだろうなぁ。
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「安全運転宣言車」
ナンバー無しなんですがw
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■英車軍団。
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ノートン
今回解説してきたように会場は日本車がほとんどでした。
外車もハーレーが多く、ヨーロピアンな車両はごくわずか。
ですが、3台並ぶ英車軍団の中に異彩を放つ車両が1台。
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ぎゃあぁぁ! ブラフシューペリアだぁ!!
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多くは語る必要がないですね。
ブラフシューペリアについて詳しく知りたい方は、
モーターサイクルクラシックス Vol.3をご購入下さい。
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エンジンをかけている様子です。黒山の人だかり。
上の写真の木の棒を使って、なにかオイルの操作をされていました。
排気音は不等間隔爆発ながら、非常に品のあるジェントルなサウンドでした。
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■ダグラス 350 SV
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前後の水平対向2気筒エンジン。自由ですね。
どんなのり味なんだろうなぁ。。
この車体、どこかで見たことがあるなぁと思い帰宅後調べてみたら、
やっぱりTRカンパニーに在庫してあった車両でした。
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■ロケットカウルのヴィンセント
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シフトがすごいです。
フィッシュテールマフラーも素敵。
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■一番隅の方に、とんでもない化物が待っていました。
宮田製作所 アサヒ号
大正期のバイクです。皇室にも納入された実績があります。
日本の自動車技術240選にも選ばれ、間違いなく日本の自動車史の草創期の1ページを刻んでいるバイク。現存車両は殆ど無いに等しく、博物館にも存在せず文献のみが残る、という話だったんですが、ここにピカピカの車両が置いてありました。まさに奇跡です。
主催の方の挨拶で、
「アサヒ号が見れただけで、この会をひらいたかいがあった」
そこまでおっしゃっていました。
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ルーカスの伝送BOXと、キャブレーター。
オリジナルなんでしょうか?だとしたら本当に奇跡。
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■真っ赤な陸王。オーナーは小樽鮭夫さん。
「ALLWAYS 三丁目の夕日」に出演された経歴もある陸王です。
非常にきれいに整備されていて、自走で東京から来場されていました。
ヤフオクに出品されている車両を投稿してある「小樽鮭夫のヤフオク鑑定団」というページを見つけ、そこで樽さんの事を知ったのですが、ここで出会えるとは思ってもいませんでした。
お話しする事もでき光栄でした。
件の掲示板はバイク屋さんも見ているようだとかw
優しいオジサマといった感じで、自分もああいう年の取り方をしたいと思いました。
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■自分がアサヒ号や小樽さんとお話している間、
F川氏ともりたくんは緑色のパッソルに夢中でした。
F川「高校のときに乗っていたバイクだ!」「なつかしぃ~」
しまいにはエンジンかけてもらってたり。
(バッフルが抜けてて結構いい音がしてました)
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メーターの取り付け角度が異常です。
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■自分のLTDは駐車場に止めていたんですが、
何人かのおじさんが足を止めていました。以外に人気なのね。ちょっと嬉しいw
「俺も昔これ乗りたかったんだよ~」
「ツインも軽そうでいいなぁ」
なんて話しかけてもらったり。
(そのおじさんたちはエリミネーター250SEと、ヒョースンのオフロードでしたw)
■まだまだ×2 紹介したい車両があるんですが、
このへんで止めておきたいと思います。
この後解散。もりたくんとは、近いうちにキャンプしようねと話して分かれました。
暑い中参加してくれてありがとうb
こんな感じで~

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